帽子のお手入れについて

 

帽子のお手入れについて

 

 

このページではPagosのお帽子に関して、お客さまのご判断でご自身でできる範囲のことをよくあるご質問に沿ってお伝えできればと思っています。
使われている素材、技法がそれぞれのメーカー、作家で違うためお手入れ方法、お直しはそれぞれの作り手にご確認ください。

 

 

 

Q. 帽子の洗濯はどうすればいいですか?

 

A. 基本的に、Pagosの帽子は洗濯表示にあるとおりできません。

クリーニング専門店にご相談いただくことをお勧めします。

 

 

Q. 日頃からできるお手入れについて知りたいです。

 

A. ご使用後、表面のホコリなどはブラシ(柔らかく繊維を痛めづらいもの)でさっと全体的に払うようにしてください。

また、サイズリボンのお手入れをこまめにしていただくことをお勧めしています。(汗じみなど、汚れをそのままにしておくと変色、劣化の原因となります。)

 

サイズリボン:帽子の内側に縫い付けている黒いリボン状のものです。サイズリボンやスベリと言われる部位で、被ったときにおでこあたりに接するので汚れやすい部分です。そのため、Pagosでは帽子本体に使用する生地よりも比較的丈夫な素材のリボンを使っています。

 

・サイズリボンのお手入れ方法

水性汚れの場合(軽い汗汚れなど。皮脂汚れは油性の汚れです)

 

用意するもの

a ぬるま湯で固く絞ったタオルやふきん

b 乾いた状態の タオルやふきん

c 乾かすときに使う通気性の良い帽子スタンドかザル

 

1. 汚れた部分の裏側にbをあてます。

2. 汚れの表側からaでbに汚れを移すイメージでていねいに叩いてください。aとbの位置を汚れがついていない場所に変えながら繰り返してください。

3. 汚れが落ちたら、bのまだ使っていない部分または新しい乾いたタオルなどで、できるだけ湿気を取り除いてください。

4. cに被せ、形を整えて日陰の風通しの良い所で十分に乾かしてください。

 

油性汚れの場合(ファンデーション汚れなど)

昔から油性汚れ落としとして使われているベンジンで拭いていただくのが効果的です。サイズリボン以外の部分に触れないように拭き取ってください。

※ベンジンは石油由来の揮発性の高い液体のため、ご使用の際は取扱お注意をよくご確認いただき使用方法をお調べの上ご使用ください。

 

展示販売でPagosの作家が店頭にいる場合、可能な範囲でファンデーションの拭き取りもさせていただきますので、お気軽にお声掛けください。

日々のサイズリボンのお手入れをしていても、長くご使用いただく中で取りきれない汚れが気になるときなどは有料にてサイズリボンのお取り替えをお受けいたします。(一部、素材によってはできないものもあります)

 

 

Q. シーズンが終わった後の保管はどうすればいいですか?

 

A. 汚れがないことを確認していただき、風通しの良い日陰で湿気を十分に飛ばしてください。

薄用紙などの柔らかく、色移りしない紙を入れ、型を整え整えた後、帽子専用の箱などに入れてください。

ウールなど獣毛が入っている素材など、虫喰いが心配なものには、防虫剤を使うのも効果的です。

高温多湿の状態での保管はカビの原因にもなりますのでお気をつけください。

 

 

Q. 買った時と形や色が変わってしまった気がするけれど、自分としては気に入っているので、このまま被っていてもいいですか?

 

A. お帽子は被る方によって育てられます。

使い込むことで、その方の頭の形いなじみ、触り方により少しずつ形が変わって被り手の個性がくわわった世界に唯一の帽子となります。経年変化とともにお楽しみいただけると幸いです。

思いも寄らぬ力が加わったなどで不本意な変化をした場合対応できる場合も多々ありますので、一度ご連絡ください。お帽子の状態を確認した後、お直しの方針をお伝えします。

上記以外にもお手入れ方法はあると思いますので、ご質問がありましたらお気軽にご相談ください。